「ギターを始めたけど、最初に何を練習すればいいの?」
これはギター初心者が必ずぶつかる疑問の一つ。
ギターには数えきれないほどのコードがありますが、最初に覚えるべきコードを厳選すれば、スムーズに上達できます。
今回は、初心者が最初にマスターすべき基本コード5つを紹介します。これらのコードを覚えれば、多くの有名曲が弾く準備ができます。
各コードがメインで使われている曲も紹介してるので是非チャレンジしてみて下さい!
コードの基礎知識
コードとは?
ギターのコードとは、複数の音を同時に鳴らして和音を作るものです。
たとえば、ピアノの鍵盤を同時にいくつか押さえるのと同じようなイメージです。
コードを組み合わせることで、曲の伴奏ができるようになります。
コードは音楽の基礎であり、リズムやメロディを支える重要な要素です。
特にギターでは、コードを覚えることで一気に演奏の幅が広がり、さまざまなジャンルの曲に挑戦できるようになります。
コードの仕組み
コードは「ルート音」と呼ばれる基本の音を軸に、他の音が組み合わさって作られます。
例えば、Cコードなら「ド(C)」がルート音になり、その上に「ミ(E)」と「ソ(G)」が加わってできています。
コードは以下のように分類できます
- 3和音(トライアド):基本的なコードで、ギター初心者が最初に覚えるもの(例:C、G、D)
- 4和音(セブンスコードなど):少し複雑で、ジャズやブルースなどでよく使われる(例:C7、Dm7)
コードの役割
コードは、楽曲の「雰囲気」を決める大きな要素です。
明るい曲調や悲しい曲調、力強い響きなど、コードの種類によって曲の印象がガラリと変わります。
例えば
- Cメジャーコード(C)は、ポップで明るい印象
- Aマイナーコード(Am)は、しっとりした落ち着いた印象
- G7コードは、少しジャズっぽい味わいを加える
こうしたコードの組み合わせによって、音楽に深みや感情が生まれます。
コードの種類と特徴
- メジャーコード(C、G、Dなど)
- 明るく元気な響きで、多くのポップスやロックに使われる
- マイナーコード(Am、Emなど)
- ちょっと切ない、落ち着いた雰囲気のある音
- セブンスコード(C7、G7など)
- 少しクセのある、ブルージーでオシャレな響き
初心者はまず「メジャーコード」と「マイナーコード」から覚えるのがおすすめです!
Cコード(Cメジャー)

Cコードは、多くの曲で使われる定番のコードです。明るく優しい響きが特徴で、ポップスやフォークソングなどに欠かせません。
Cコードの押さえ方
- 5弦3フレットを薬指で押さえる
- 4弦2フレットを中指で押さえる
- 2弦1フレットを人差し指で押さえる
- 6弦は鳴らさない
- 1弦・3弦は開放弦
ポイント
- 指を立てて押さえないと音がこもるので、しっかり指先で押さえる。
- 初めはきれいに鳴らないことが多いけど、焦らず練習しよう!
- 6弦は鳴らさないように親指、薬指でミュートする。
Cコードがメインに使われている曲
- いきものがかり「ありがとう」
- コード進行:C – G – Am – F
- ゆず「夏色」
- コード進行:C – G – F – G
Gコード(Gメジャー)

Gコードは、Cコードとセットでよく使われるコード。明るく伸びやかな音が特徴で、ロックやポップスに多く登場します。
Gコードの押さえ方
- 6弦3フレットを薬指で押さえる
- 5弦2フレットを中指で押さえる
- 1弦3フレットを小指で押さえる
- 2弦・3弦・4弦は開放弦
ポイント
- 指をしっかり開いて押さえることが大事。
- 指がつりそうになるかもしれないけど、繰り返し練習すれば慣れる!
Gコードがメインに使われている曲
- スピッツ「チェリー」
- コード進行:G – C – D – G
- コブクロ「桜」
- コード進行:G – D – Em – C
Dコード(Dメジャー)

Dコードは、軽快で明るい響きが特徴。特にアコースティックギターの伴奏でよく登場します。
Dコードの押さえ方
- 2弦3フレットを薬指で押さえる
- 1弦2フレットを中指で押さえる
- 3弦2フレットを人差し指で押さえる
- 4弦は開放弦
- 5弦・6弦は鳴らさない
ポイント
- 小さな三角形を作るように指を配置すると押さえやすい。
- 5弦と6弦を誤って弾かないように注意。
Dコードがメインに使われている曲
- BUMP OF CHICKEN「天体観測」
- コード進行:D – A – G – D
- サザンオールスターズ「真夏の果実」
- コード進行:D – G – A – D
4. Aコード(Aメジャー)

Aコードは、ポップスやロックで頻繁に使われるコード。シンプルな形で押さえやすいのが特徴です。
Aコードの押さえ方
- 4弦2フレットを中指で押さえる
- 3弦2フレットを薬指で押さえる
- 2弦2フレットを小指で押さえる
- 1弦・5弦は開放弦
- 6弦は鳴らさない
ポイント
- 指をできるだけ詰めて押さえると音がクリアになる。
- なるべく同じ指の位置で、弦を押さえるバランスを調整しよう。
Aコードがメインに使われている曲
- Mr.Children「HANABI」
- コード進行:A – E – F#m – D
- THE BLUE HEARTS「リンダリンダ」
- コード進行:A – D – E – A
Eコード(Eメジャー)

Eコードは、パワフルな響きを持つコードで、ロックやブルースなどでよく使われます。
Eコードの押さえ方
- 5弦2フレットを中指で押さえる
- 4弦2フレットを薬指で押さえる
- 3弦1フレットを人差し指で押さえる
- 6弦・1弦は開放弦
ポイント
- すべての弦を鳴らせるコードなので、しっかり鳴らす練習をしよう!
- 押さえる力が足りないと音がこもるので、指先でしっかり押さえる。
Eコードがメインに使われている曲
- ONE OK ROCK「Wherever you are」
- コード進行:E – B – C#m – A
- サカナクション「新宝島」
- コード進行:E – A – B – E
まとめ
この5つのコード(C, G, D, A, E)を覚えれば、多くの曲を演奏できるようになります。最初は指が痛くなったり、コードチェンジがスムーズにできなかったりしますが、続けていけば確実に上達します!
初心者は特に「コードチェンジ」が難しいので、C→G→D→Aのように順番に練習するとスムーズに弾けるようになりますよ。
慣れてきたらFコードにも挑戦してみて下さい。

ギターを楽しみながら、少しずつレベルアップしていきましょう!
独学で分からないところがあれば、単発からでも利用できるギター教室オルコネの利用も検討してみても良いと思います。