アコギの弦がすぐ緩む!チューニングが合わない5つの原因と直し方【初心者向け】

ギターを弾いていて、こんな経験はありませんか?

「え、さっきチューニングしたよね??」 「1曲弾き終わったらもう音が狂ってる…」

とツッコミたくなるほど勝手に音が下がる現象。演奏に集中できなくてストレスですよね。

でも、安心してください。それはギターの機嫌が悪いわけではありません。 実は、アコギの弦が緩む原因は 「ほぼ決まっている」 んです。

この記事では、自身も「10秒でチューニングが狂うギター」に悩まされた経験を持つ筆者が、初心者でも今日からできる改善ガイドを紹介します。

目次

アコギの弦がすぐ緩む原因はこの5つ

アコギの弦が勝手に下がったり、チューニーニングが安定しなかったりする原因は、実はほとんどが以下の5つに分類されます。

  • 巻き方が浅い・悪い(初心者のトラブル9割はこれ)
  • ペグのネジが緩んでいる
  • 湿度・温度の変化(ギターが環境に負けている)
  • 弦が寿命で伸びきっている
  • ナットやピンなどパーツの問題(少数だけど厄介)

初心者のうちは「ギターに嫌われた…?」「不良品?」と思いがちですが、これらはただの物理現象です。原因さえわかれば、必ず対処できます。

それぞれの原因と、具体的な直し方を詳しく見ていきましょう。

巻き方が浅い・悪い(原因の90%)

巻き数が少ない

ペグ(弦を巻く棒の部分)に弦がしっかり巻きついていないと、弦の張力や振動、温度変化によって弦が“スルッ”と滑り、音が下がります。

特に「ポストへの巻き数」が1〜2巻きしかない状態だと、チューニング維持は不可能です。

僕もギターを始めた当初は「とりあえず巻けてればOKっしょ!」と思って1巻き程度で弾いていました。その結果、コードを強くジャラーンと弾いただけで音が下がる「地獄のギター」が出来上がってしまいました。

正しい巻き方のポイント

以下の3つを守るだけで、暴れるチューニングが嘘のように落ち着きます。

  • 3〜4巻き確保する: 弦の摩擦力を稼ぐために必須です。プレーン弦(1,2弦)は多めに巻くのが鉄則。
  • 1巻目だけ「クロス(交差)」させる: 最初の1周を弦の穴の上側に、残りを下側に巻くことで弦を挟み込み、ロックします。
  • 下方向に整列して巻く: 重なったり隙間ができたりせず、下へ下へと綺麗に螺旋を描くように巻きます。

【対策】 次回の弦交換で「巻き方」を意識してみてください。これだけで8割解決します。

ペグのネジが緩んでいる(意外と見落とす)

ペグのツマミ(手で回す部分)の先端にある小さなネジ。ここを確認したことはありますか?

ここが緩んでいると、弦の張力に負けてペグが勝手に逆回転しようとしたり、遊びが大きくなって音が下がったりします。

僕も昔、「なぜか2弦だけめちゃくちゃ狂う…2弦の反抗期か?」と悩んでいたら、単にペグのネジが緩んでいただけでした。

チェックと直し方

  1. ペグのツマミを触ってグラグラしていないか確認する。
  2. 回した時に変に軽かったり、“ぬるっ”とした感触がないか確認する。
  3. プラスドライバーで軽く締める。

※注意: 親の仇のようにガチガチに締めすぎるのは厳禁です。ペグが回らなくなります。「クッ」と止まる程度でOKです。

湿度・温度の変化(アコギは木なので弱い)

アコギは「木」と「金属」でできています。この2つは、温度や湿度による収縮率が全く違います。

  • 乾燥・湿気: 木が膨張・収縮してネックが動く。
  • 温度変化: 金属の弦が伸び縮みする。

冬の暖房が直撃する場所や、夏の車内はギターにとって地獄です。 僕も冬場、ファンヒーターの温風が当たる場所に置いて寝たら、翌朝のチューニングが全弦ダルダルになっていた経験があります。

やってはいけない保管場所

  • エアコンやヒーターの風が直接当たる場所
  • 冬の窓際(結露と冷気)
  • 直射日光が当たる場所
  • 車の中(夏場は故障の原因にもなるので絶対NG)

おすすめの対策

  • 弾かない時はケース(ギグバッグ)に入れる: これが最強の断熱・調湿です。
  • 湿度40〜60%を目安にする: 人間が快適な環境はギターも快適です。

弦が劣化して伸びきっている

「弦は切れるまで使える」

そう思っていた時代が僕にもありました。しかし、古い弦は金属疲労を起こしており、チューニングを合わせてもすぐに伸びて(緩んで)しまいます。

弦の寿命の目安

  • 毎日弾く人:2〜4週間
  • 週3回程度:1〜2ヶ月
  • ほぼ弾かない:2〜3ヶ月

錆びていなくても、金属としての「バネ」の性質が死んでいると音程は安定しません。 新品に交換した瞬間、「え? こんなに音って安定するの?」と驚くはずです。

【初心者へのアドバイス】 頻繁な交換が面倒なら、コーティング弦のElixir(エリクサー)一択です。少し高いですが、寿命が普通の弦の3倍以上持ちます。

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それでも直らなければ「ギター本体」の問題

上記4つを試してもダメな場合、パーツ自体に問題がある可能性があります。これは少数派ですが、少し厄介です。

  • ナットの溝が削れすぎている: チューニング中に「キン!」「パキッ!」と音が鳴って急に音程が変わる場合、ナット(ヘッド側の白いパーツ)の溝で弦が引っかかっています。鉛筆の芯(黒鉛)を溝に塗ると滑りが良くなって直ることがあります。
  • ブリッジピンが浮いている: 弦のエンドボールがしっかり引っかかっておらず、徐々にピンが浮いてきて緩むパターンです。弦交換時にしっかり押し込みましょう。
  • ペグ自体の品質: 極端に安価な初心者セットの場合、ペグの精度そのものが低いことがあります。この場合はペグ交換(楽器店へ相談)が必要です。

今日からできる改善ステップ

原因がわかったところで、今日からできるアクションプランをまとめました。

【ステップ1】ペグのネジチェック

今すぐドライバーを持ってきて、ペグの頭のネジをチェックしてください。緩んでいたら1/8回転ほど「クッ」と締めます。

【ステップ2】保管場所の見直し

出しっぱなしでエアコンの風が当たっていませんか? 弾き終わったらケースに入れる習慣をつけましょう。

【ステップ3】弦交換(巻き直し)

しばらく弦を変えていないなら、新品に交換しましょう。その際、「3〜4回巻く」「隙間なく巻く」ことを意識してください。

【ステップ4】「弦伸ばし」を行う

新品の弦を張った直後は、必ず弦が伸びます。これを防ぐためのルーティンです。

  1. チューニングを合わせる
  2. 弦を軽く引っ張って伸ばす(グイグイと数回)
  3. 音が下がるので、また合わせる
  4. これを3回繰り返す

これだけで、張りたての弦でも驚くほどチューニングが安定します。

最後に:アコギの機嫌は直せます

アコギの弦がすぐ緩む原因は、難しそうに見えて実はシンプルです。

  1. 巻き方のミス
  2. ペグの緩み
  3. 環境変化
  4. 弦の寿命

特に巻き方と弦伸ばしを実践するだけで、あなたのギターは驚くほど素直な「落ち着いた大人」に変わります。

チューニングのストレスから解放されて、気持ちよくギターを楽しみましょう!

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